映画情報〜完全なる飼育 香港情夜
松田美智子原作「女子高校生誘惑飼育事件」を映画化したシリーズ第3弾。友達もいない孤独な女子高生・愛は、修学旅行先の香港で乗ったタクシーの運転手に連れ去られ、共同生活が始まる。主演は「ねずみっこクラブ」でデビューした伊藤かな。出演は伊藤かな、トニー・ホー、竹中直人ほか。
監督はサム・レオン。
この映画はここが見どころ!
伊藤かな主演のシリーズ第3弾は香港が舞台。誘拐犯を演じるのは『花火降る夏』『重装警察』のトニー・ホー。脇役に竹中直人とラム・シューがゲスト出演している。監督は『大混乱/ホンコンの夜』や『カラー・オブ・ペイン/野狼』のサム・レオン。この人はプロデューサーとして『無問題(モウマンタイ)』シリーズを作っている。
トニー・ホー演じる中年のタクシー運転手ユン・ボウは、たまたま車に乗り込んだ日本の女子高生・鳴島愛を誘惑して自宅に招待する。この前にユン・ボウが可愛がっていたブタを亡くすというエピソードがあり、どうやら女子高生が持っていたアクセサリーの鈴が、ブタの首輪に付いていた鈴の音色を連想させたらしい。でもその程度で人間の女の子を誘惑するんでしょうか? だいたいこの男は、飼っていたブタとどういうご関係だったんだよ! 誘惑の動機にブタを持ち出すのは、やはりどう考えても無理がある。ブタのかわりに女子高生を誘惑して一緒に過ごしているというのも、なにやらグロテスクだなぁと思う。
このシリーズはヒロインの大胆なシーンが売りなのだが、今回はそれがやけに大人しいことにも物足りなさを感じた。若い女優の姿が見たいという気持ちももちろん大ありなのだが、それ以上に、この物語を成立させるのに身体のコンタクトの問題は避けて通れないと思うからだ。この映画はシリーズ3作目にして、いよいよ誘惑した男と誘惑された女の間に言語コミュニケーションが成立しない設定を持ってきたが、であれば代わりに身体のコンタクトが重要な位置をしめるはずであろう。
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